ヨガは、ポーズを行うときに、どうしても動き自体に気が向きやすくなります。
ポーズを行いやすくなった、動きやすくなった、体の不調が取れたなど、人は目に見える成果を出す方が、達成感や変化を実感しやすいからです。
しかし、目に見えない心の変化も重要です。
体が柔らかくしなやかになるだけでなく、心も柔らかくしなやかにすることができるのがヨガです。
心の柔らかさは『呼吸』の長さで決まります。
怒っているときや焦っているときの呼吸は短いです。
肺の上部のみの浅い呼吸をしているため、肩や胸が動きます。
リラックスしているときや気持ちが穏やかなときの呼吸は長いです。
肺全体を使って深く呼吸をしているため、お腹が動きます。
いつも深く長い呼吸を保つことで、心も体も穏やかでリラックスしていられます。
呼吸からは生命エネルギー(プラーナ)も取り入れています。
『不食』の人はこのプラーナを取り入れることで生きています。
それほどまでに重要な呼吸です。
ぜひ、日常から深く長い呼吸を心がけてみてくださいね。